婚姻届は、出生届や死亡届とちがい、いつまでに届けを出さなければならないという規定はない。迷いがないならスパッと提出すればいい。しかし、どちらの姓を選ぶかなどで迷っているなら、生活がスタートしてから考えたってよいのである。古い冠婚葬祭マニュアルには、こんな脅し文句が書かれていた。〈もし、結婚していながら、いろいろな事情で数ヵ月も結婚届を出さないでいますと、その夫婦は内縁の夫であり、内縁の妻とであるとしてとりあつかわれます。内縁期間中に、夫が死亡し、その後まもなく子供が生まれたとしますと、その子供は、母親だけの子として届けるほかありません。そして、その子供は、成長して、入学、就職、結婚といった事態に直面するたびに、不利な立場におかれ、精神的に苦しまねばならないでしょう。親の怠慢、無自覚、無責任のために、子が不当なあつかいをうけることになります〉(『結婚礼式のすべて』)ずいぶん込み入ったシチェエーションだ。婚姻届の提出が遅れたことで起きる不都合とは、つまり不慮の事故などで一方が急死した場合くらいなのである(だいいち、右にいう「子の不当なあつかい」など、差別する側が悪いに決まっている。婚姻届は双方が納得したときに出せばいい。「なぜ迷うの?愛してないの?」と相方に問われたら、「あなたは私と結婚したいのか、婚姻届と結婚したいのか」と逆に問うてみるべきだろう。
被災地が近い場合、災害の程度にもよりますが、手伝いが必要だと判断したら、すぐ働けるように身じたくをして出かけます。片づけや補修などの事後処理の手伝いを積極的に申し出て、少しでも早く元通りの生活に戻れるよう協力します。現地での手伝いは男性の手だけが必要とは限りません。女性の手も必要な幼児やお年寄りの世話のことなども考え、夫婦で出かけられる場合はそうしたほうがよいでしょう。また、当座必要と思ったものをメモして帰り、早急に届けてあげると喜ばれます。事後処理に追われているとはいえ、被災者はショックと今後の生活の不安などで精神的にもかなりの痛手をこうむっています。くり返し励ましの言葉をおくるようにしましょう。
電話でスムーズに話すためには、話す材料を整理し、準備しておくことが欠かせない。基本の4ステップで、正確でムダのない会話を心がけよう。1相手の情報を確認する。名刺などで所属部署、肩書、直通電話番号、そして名前をフルネームで確認。かけた部署に同姓の人が複数いれば「どちらの○○でしょう」と聞き返されることも考えられるからだ。2メモと筆記具を用意する。自分からかけておいて、相手と話がつながってから、「ちょっと待ってください」と言ってメモを探すのは手際が悪すぎる。相手に伝言をお願いする場合は、「メモのご用意をお願いできますか」と一言添えるとていねいだ。3言いたい内容を箇条書きに。話すべきことを書き出しておくと漏れがなく、正確な話ができる。メモを見ながら、初めに「○○の件でお電話いたしました」と簡潔に用件を伝えよう。時間がかかりそうなときは「お忙しいところ申し訳ございません。○○の件で3分ほど(少々)よろしいでしょうか」と最初に断っておく。電話はビジネスを迅速に行うための道具だ。だらだら話していては意味がない。携帯電話にかけるときは「今よろしいですか」と尋ね、できるだけ短く話が終わるように工夫しよう。4「笑声」で名乗る。電話は顔が見えないだけに、声の印象がすべてだ。微笑みながら話すイメージで、「私○×社の佐藤と申します!」と声を笑顔にしよう。